野尻抱介

ブックオフに行ったら久しぶりに野尻作品が105円コーナーにあったので購入。何故か野尻作品は(一部を除き)見ると欲しくなるので困る(笑)

  • ふわふわの泉

星雲賞受賞作家、野尻抱介御米椎のコンビがおくるファミ通文庫新シリーズ第1巻。Amazonの出版社/著者からの内容紹介より)と言いつつ、ファミ通文庫読者には合わなかったのか以下全く続刊の話もなくあっさり絶版(?)の道を辿った発明小説。実はすでに持っているのだが、腐海のどこかに埋まっているので今まで読む機会がなかった。読むのが楽しみである。

ふわふわの泉

これも第2巻が全く出ない忘れられた小説。これはそれほど楽しみではないのは、やはり実は持ってる以前に買って腐海に沈んだ同書を少し読んでそれほど面白くなかった覚えがあるからなのは秘密だ。

いつ読んでも何度読んでも面白いロケットガールシリーズの第3弾。だからといって見つける度に買う事もない気がするが今年に入って購入したのは三冊目だったりする。今回はフランスのミッションに便乗して月まで行っちゃうストーリー。ついでに宇宙生物まで見つけちゃいながら続きが出ない*1ってのはどうなんだ、富士見書房? アニメ化の企画が上がったりするくらいの作品なのに。クレギオンともども続編を要求する。ハヤカワは速やかに続編を出せ*2
そういえば自称SF作家の山本弘氏が偉そうな「ハードSF論」ほかを解説で披露している「ベクフットの虜」で野尻氏は「完結宣言してないし愛着もあるから孰れ何とかしたい」とか何とか書いてたはずなので、早川には期待をさせてもらう。

*1:現在までの最終作は短編「ムーンフェイスをぶっとばせ」。短編は二本とも文庫化されていない。残念。

*2:入手困難だったクレギオンシリーズを再版した出版社。