庄司卓
最近ちっとハマってるのが庄司卓の「トゥインクル☆スターシップ」シリーズ。なので今日はその辺をネタに展開してみる。
「トゥインクル☆スターシップ」は作者によると『スペースラブコメ』らしい。お嬢様学校の生徒を乗せた移民実習船が舞台で乗員5000名のうち男は主人公である指揮官実習生一人で残りの4999名が女の子*1という何を考えているんだという美味しい設定なのに作者の人が裏の話や横の話に夢中になって肝心のラブコメがほとんど展開しないという何がやりたいんだかよく分からない小説。SF的な設定はいろいろ考えられている割にそれ以外の設定がかなり適当でいきあたりばったりな感じで？な事が度々。移民実習って何をやってるんだか全く分からなかったり*2、最新の10巻では音楽ディスクや雑誌など娯楽関連の私物は持ち込み禁止だと判明したり。どうでもいいが7巻のお料理蘊蓄も間違ってた*3な。作者の人はもう少しやりたい事を絞って話を展開させてください。というか「もう少し頑張りましょう。」と言いたい。
 | トゥインクル☆スターシップ(10) 23、4なんてまだまだ小娘よ 庄司 卓 (2006/03/30) エンターブレイン この商品の詳細を見る |
 | 君たちの知らないいくつかの出来事―それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ〈opt.10〉 庄司 卓 (2001/12) 富士見書房 この商品の詳細を見る |
 | 倒凶十将伝 巻之拾参 庄司 卓 (2006/02/25) 朝日ソノラマ この商品の詳細を見る |
*1:そのうち二人は備品で一人は指導教官。女子の年齢は11歳から20代前半くらいまで。
*2:移民船で描かれるのが基本ブリッヂだけなので他は何をやってるんだか。というか4997人の生徒をたった一人で指導できるんだろうか？
*3:ベジマイトがオーストラリアの国民食として紹介されているが間違い。そもそもベジマイトって酵母を発酵させたペースト状の食品で基本はパンに薄く塗って食べるモンなんだが。というかベジマイトって商品名だし。楽天で買えます。そういえば「誰も寝てはならぬ」で中村ハンが『オーストラリア人はみんな好き』とか言ってたな、ベジマイト。
*4:倒凶十将伝は先日目出度く完結。でも前巻が出てから5年も経ってるので前の話は完全に忘れているし改めて読む気もしないし。どーすんのよ？
